IgG遅延型食物不耐症検査(遅延型フードアレルギー検査) |
一般的にアレルギーとは、IgE(免疫グロブリンE)抗体による「即時型アレルギー」による症状のことを指します。しかし、ここで言う食物不耐症とはIgG(免疫グロブリンG)抗体が関与する「遅延型食物不耐症(遅延型フードアレルギー)」のことを指します。
「即時型アレルギー」は、アレルギーの原因(アレルゲン)となる食物を摂取した直後にその症状が現れるため、アレルギーの原因となる食物を比較的容易に特定しやすいと言えます。
一方「遅延型食物不耐症(アレルギー)」は、原因となる食物の摂取より数時間~数日後に頭痛やうつ、慢性疲労、関節炎、過敏性腸症候群、不安症、眠気、その他、一見アレルギーとは関係のないような症状を引き起こすため、原因となる食物の特定が困難と言えます。
つまり「遅延型食物不耐症」は、食物摂取直後に重篤な症状が現れないために、見過ごされてしまうことが多いのです。
花粉症、アトピー性皮膚炎などの原因ともなります。
『原因が不明、治療の効果が思わしくない』という慢性疾患がある場合、遅延型食物不耐症(フードアレルギー)だと気づいていない可能性があります。
遅延型食物不耐症を知る方法としては「IgG遅延型食物不耐症検査」があり、これは少量の採血により120項目(セミパネル)または219項目(フルパネル)の食品成分の検査をして原因物質の特定を行うものです。
そして、検査でも見つけにくいリーキーガット症候群の存在を間接的に示唆する、非常に有用な検査でもあります。
当院では、原因となる食物を単純に除去する治療法ではなく、検査結果をもとに腸内環境や栄養バランスを整えながら、自己治癒力を高めアレルギー症状の改善を目指す治療を行っております。
検体はアメリカやシンガポールの検査機関へ発送し、そこで検査を行います。検査結果が返送されるまでの期間は、およそ3週間です。
セミパネル120項目 : 料金はこちら→ |
セミパネル219項目 : 料金はこちら→ |
一般的にはセミパネル120項目をおすすめしております。
※自費診療となります。後日検査結果の解説には診察が必要となります。