体内に存在するミネラル(金属類)には体にとって必須(必須ミネラル)なものと、有害なもの(有害金属)とが存在します。
毛髪ミネラル検査では、毛髪の中に排泄されてきた有益、有害ミネラルを測定します。そして排泄器官としての毛髪を通して、体内のミネラルバランスや体の状態、解毒能力等を推測していきます。
「必須ミネラル」は、細胞やミトコンドリア、DNAといった人間にとって重要な器官の機能促進、骨や歯の健康維持、数百種類にも及ぶ代謝の補助、その他、身体の健康の維持管理や調節をするためには必要不可欠な成分ですが、体内で生成することができないため、食物やサプリメントで摂取していく必要があります。
一方「有害ミネラル」は有害重金属とも言われ、これは通常低いレベルで体内に蓄積されているものの、健康な状態であれば有害物質は体外に排出され続けていきます。
ですが、代謝異常、解毒能力低下、水銀の蓄積などによって有害ミネラルが体内に蓄積され続けると、血液により体内の脳や内臓などあらゆるところに運ばれ、結果、発達や神経機能、ミトコンドリア機能などに悪影響を及ぼし、重金属中毒を引きおこすことになります。
皮膚トラブルや偏頭痛から、うつや自閉症、注意欠陥(多動性)障がい、アルツハイマーや慢性疲労・副腎疲労、不妊、その他精神疾患など、重金属中毒による症状は多岐にわたります。
様々に抱える症状が「有害ミネラル」による重金属中毒に起因するものであるかどうかを知るには、専門的な検査が必要となります。
「毛髪ミネラル検査」では毛髪からのミネラルの排泄能力を評価することで、体内の慢性的な必須ミネラルの過不足の傾向および影響を受けている有害重金属の傾向、解毒能力、自律神経バランス、副腎疲労等を間接的に評価します。
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