※ 慢性的な下痢便秘・過敏性腸症候群・潰瘍性大腸炎・SIBO(小腸内細菌異常増殖症)・慢性疲労・アトピー・ぜんそく、自閉症、関節リウマチ等の症状をお持ちの方、腸内細菌バランスを見てみたい方などにおすすめです。
腸内のフローラバランス(善玉菌、悪玉菌)のみならず、炎症や消化の程度、腸内の免疫力、短鎖脂肪酸の産生などを見たい場合は「広範囲大便検査」がおすすめです。
腸内フローラ移植(便移植)を前提とした検査を希望される場合は、「腸内フローラバランス検査」をおすすめいたします。ただし、腸内フローラ移植の効果を高めるため「腸内フローラバランス検査」と「広範囲大便検査」を併用することもございます。
広範囲大便分析検査(CSA、CDSA+JAPAN、GI360) |
日々健康であるためには、健全な腸内環境を保っていることが非常に重要となります。
一般に腸内には数十兆とも100兆とも言われる様々な菌類が存在し、それらが健康に影響していることは良く知られています。病原性のカンジダ菌や善玉菌と悪玉菌のバランス異常、腸内細菌が作り出す物質の過不足等により様々な症状が起こり得ることもわかってきております。
精神症状(うつ、パニック)、慢性疲労、アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、花粉症))、注意欠陥多動性障害(ADHD、ADD)、過敏性腸症候群、クローン病、関節リウマチ、などの慢性疾患や難治性疾患は腸内環境に問題がある場合も多いのです。
さらに腸管の神経はホルモンや自律神経を介して脳と繋がっているため、腸はストレスによる異常を引き起こしやすい器官でもあります。同時に腸内細菌バランスも大きく影響を受けます。逆に、腸内環境の異常が脳や精神状態に影響することも多々あります。これらを腸脳相関と呼びます。
腸内の異常からくるあらゆる疾患を改善し、さらに栄養素が正しく吸収され活発に代謝される健康な身体に戻していくためには、腸内細菌のバランスや炎症状態、免疫状態、消化吸収状態、短鎖脂肪酸の状態などを細かくチェックし、その結果に基づいて腸内の機能を整えるメンテナンスが必要です。
「広範囲大便分析検査(総合便分析検査)」では、慢性疾患や難治性疾患の一因となる病原性細菌等の増殖の有無や、善玉・悪玉物質の有無の検査、その他腸内環境の詳細な状態(炎症、免疫、消化吸収、短鎖脂肪酸等)を広範囲で調べることができます。
当院では、投薬のみの治療に頼るのではなく、腸内環境を整える指導を行い、栄養素や食生活を中心とした生活習慣の健全化を念頭に置いたカウンセリングやサポートを充実させ、自己回復力正常化を図り、人本来の姿である心身ともに健やかで快適な人生を目指すための診療を行っております。
広範囲大便検査結果の一部 (Ntripath社CDSA4+Japan)
広範囲大便検査結果の一部(Doctors Data社 GI360)
CSA(Comprehensive Stool Analysis) : 62,942円(税込) |
CDSA4+Japan : 73,700円(税込) |
G.I.360+H.ピロリ菌抗原: 107,800円(税込) |
※自費診療となります。後日検査結果の解説には診察が必要となります。
『ナチュラルアートクリニック 院長 御川安仁』
腸内フローラバランス検査 |
私たちの腸内には、数百種類ともいわれる様々な細菌が共生しています。その細菌の数は数十兆とも百兆ともいわれています。この共生した環境を、平原の花畑(flora)にたとえ、腸内フローラ(腸内細菌叢)と呼んでいます。
これらの腸内細菌たちは無秩序に存在するわけでなく、お互いが連携をし合いながら生きています。しかも、その連携によって宿主である我々人間を助けてくれていることがわかってきております。すなわち、我々人間は腸内細菌たちのおかげで健康に生きられているのです。腸内細菌、腸内フローラは決して我々の敵ではありません。
以前は、これらを検出するためには生きた細菌を必要とする培養法で腸内細菌叢を調べていました。
しかし、当院で行っている次世代シーケンサーを用いた腸内フローラバランス検査では、便中の細菌のDNAを測定することで、腸内の常在菌の割合を培養できない細菌も含め詳細に測定することができるようになりました。
そしてこの詳細かつ正確に検出された腸内フローラを特別な独自の方法で役割別に分類することで、腸内細菌たちの機能・役割がうまくいっているか(連携できているか)を判断します。
上にも書いたように腸内細菌たちは相互に連携して我々を助けてくれています。それがうまくいっていない場合、腸内のみならず、全身・脳・精神状態にも悪影響を及ぼします。
腸内フローラのアンバランスを発見し、そこを修正することで症状を改善させることができます。フローラバランスの修正は生活習慣の改善、食習慣の改善などを行いつつ、「腸内フローラ移植(便移植)」を行うことで腸内フローラのアンバランスを修正していきます。
当院で行う「腸内フローラ移植(便移植)」は腸内フローラ移植臨床研究会の行う 国際特許であり、体に負担の少ない「NanoGAS® FMT」を実践しております。
腸内フローラバランス検査自体は移植を受けなくても実施可能です。
※自費診療となります。後日検査結果の解説には診察が必要となります。
腸内フローラバランス検査: 55,000円(税込) |