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『栄養療法・オーソモレキュラー』への
こだわり

元々集中治療医・救急医である私は医師となった1995年より集中治療室(ICU)において「Pharmacological Nutrition(薬理学的栄養療法)」や「Immuno-nutrition(免疫的栄養療法)」として重症患者さんに対し、薬理学的な量の栄養を用いて様々な重症病態を治療してきました。
世界で初めて、私が導入した重症脳損傷に対する脳低温療法併用下「大量マグネシウム療法」、重症熱傷、重症膵炎に対する大量ビタミンC点滴投与、炎症性疾患、免疫低下に対するω−3脂肪酸やミネラルの投与、乳酸菌などの腸内細菌、グルタミン投与などがそれに当たります。その当時の医療界では栄養の重要性はまだまだ認識されていない状態でした。また投与できる栄養素の種類も量も限られている状態でした。そんな中でも私は栄養素のもつ生理機能、薬理学的機能に期待し、栄養療法・治療を研修医の頃から長きに渡って行ってきました。
さらに、集中治療医の頃に行なっていた「血液浄化療法」、「解毒療法」を一般の外来患者さんの治療に応用し、体内、脳内、細胞内の毒性物質を取り除く「解毒治療・デトックス」、「キレーション治療」、「抗炎症治療」も行なっております。
このように、「マグネシウム、ビタミンCの大量点滴」やミネラル投与、腸内環境改善、血液浄化などを他の医師が見向きもしていない時期から先駆的に行ってきましたので、これらの治療に関するこだわりは強くあります。
特にマグネシウムの投与、検査回数などは世界一ではないかと自負しております。
現在では上記のように数々の重症患者さんを救ってきた薬理学的栄養療法を、「オーソモレキュラー」、「分子整合栄養医学」として一般に提供できるようになり、皆様の健康に貢献できることを幸せに感じております。

栄養療法の老舗

1995年(平成7年)より「薬理学的栄養療法(Pharmacological Nutrition)、
免疫学的栄養療法(Immuno-nutrition)」を集中治療室(ICU)にて開始。

2005年(平成17年)より「栄養療法、サプリメント療法」開始。
1995年より集中治療、救急医療の分野で「薬理学的栄養療法」を開始した私ですが、
2005年からは一般の方にも届けられるように
「サプリメント療法」として栄養療法をスタートしました。
2005年からは東京新宿で、2006年からは高知県にて栄養療法外来を開始しました。

その当時、日本に栄養療法の外来はほとんど無く
「栄養療法」という言葉も一般には知られておりませんでした。
ましてや「分子整合栄養医学・オーソモレキュラー・機能性医学」という名前は
全く知られていないのが実情でした。
近年では「栄養療法・分子整合栄養医学・オーソモレキュラー・機能性医療」という言葉が
有名になってきており、
良い意味で隔世の感を抱いております。

2005年にサプリメント療法(栄養療法)を開始して以来、
多くの方に元気になっていただくことができ、たくさんの笑顔を見ることができました。
その当時全くマイナーな存在であった栄養療法を信じて、
私を信じてついてきてくださった患者さん方には感謝の念に絶えません。
2015年に開院したナチュラルアート クリニックは
栄養療法の老舗として今後も皆様の笑顔をたくさん見られるように頑張っていく所存です。
「European Congress for Emergency Medicine and Critical Care」で基調講演(招待講演)を行いました。
2021年5月にスペイン、バルセロナで行われた、「European society of medicine(ヨーロッパ医学会)」主催の「European Congress for Emergency Medicine and Critical Care(ヨーロッパ救急医療・集中治療学会)」で基調講演(Keynote Lecture)を行いました。
  • 「Mental illness and nutrition deficiency :
    The relationship between mental illness and blood test results」

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